認知症予防アドバイザー養成講座

現代社会の高齢者約４人に１人が認知症の人又はその予備群。
高齢化の進展に伴い、認知症の人はさらに 増加するといわれており、 ２０１２年には４６２万人（約７人に１人）が認知症になっていたのが、２０２５年 には、約７００万人（約５人に１人）が認知症になる可能性があるといわれています。
※厚生労働省「認知症施策推進総合戦略（新オレンジプラン）」概要より

※「日本における認知症の高齢者人口の将来推計に関する研究」（平成26年度厚生労働科学研究費補助金特別研究事業　九州大学　二宮教授）による速報値

認知症は何かの病気によって起こる症状や状態の総称のこと。老化によるもの忘れと認知症はちがいます。
誰でも年齢とともに、もの覚えがわるくなったり、人の名前が思い出せなくなったりする「もの忘れ」は脳の老化によるものです。
しかし、認知症は「老化によるもの忘れ」とは違います。認知症は、何かの病気によって脳の神経細胞が死んだり破壊されてしまうことで、正常に脳の機能が営めなくなる状態をいいます。

現時点では残念ながら「現在こうすれば認知症にならない」という方法はありません。しかし最近の研究から「どうすれば認知症になりにくいか」ということが少しずつわかってきました。

大切なのは、生活習慣と認知機能トレーニング認知症を予防する対策は大きく分けて２種類で、日々認知症になりにくい生活習慣を行うものと、認知症で落ちる能力を簡単なトレーニングで鍛えるものとがあります。
これらを生活習慣に定着させることで、認知症を発症せずにすごせたり、認知症になる時期を遅らせたりできる可能性が高まります。
この講座では、個々の認知機能の特性に合わせたトレーニングが 実行できるのと同時に、認知症を予防するために日頃から取り入れられる生活習慣について学びます。